ハサミタイプだと爪がつぶれて割れることがある!
我が家ではずっと下の写真のような小さいハサミタイプの爪切りを使っていました。うちの猫たちがまだ子猫の頃は爪も小さくて柔らかく特に問題なかったのですが、成長するにつれ爪もだんだん太くしっかりとしてくると、サクッと切れなくなってきたんですね。
自分の手が大きいというのもありますが、ハサミが小さくて持ちにくく結構な力を入れないと切れません。また、切るときに大きな音やバチンという衝撃があるせいか、猫もこのハサミタイプは苦手のようでした。
また、ハサミタイプは爪に対して力が均等にかからないので、太い爪の場合、爪の断面がつぶれてバキッと割れてしまうこともあって仕上がりもイマイチでした。
そこで見つけたのがこちらの廣田工具製作所の『ペット用爪切り【斬】ピコックタイプ』です。
小さなハサミタイプは人差し指と親指だけで切っていましたが、ピコックタイプは手全体で切ることができ、ちょうど手に馴染む大きさで力も入れやすい形状です。握る部分が適度にカーブしていて手が痛くなることもありませんでした。丁寧に作られているなという印象です。
巻き爪・変形爪でも切りやすいピコックタイプ
それではピコックタイプの刃の形状から見ていきましょう。何かの動物の頭に見えますね。ピコック(peacock)= 孔雀、ということでしょうか?たぶんそうだと思います。鶏冠(とさか)のような部分がありますが特に役割はありません笑。まあでも鳥の頭の形をしてるっていうのがアイテムとして遊び心があっていいですよね。
ハンドルを握ると、孔雀のくちばしが閉じてきます。猫の爪をこのクチバシに通して爪を切るわけですが、よく動物病院で使用されているタイプの爪切りだと、爪を通す穴が真ん中にあって、巻き爪だと穴に通しにくいことがあります。その点ピコックタイプは横から爪を通すことが出来るので、爪を狙い通りに通して引っ掛けやすいんですね。
下は孔雀のくちばしが完全に閉じたところ。動きはとてもスムーズで無駄な力もいらず加減も伝わりやすいですね。孔雀のクチバシがパクパクと開閉するのも見ていて可愛いです。
実際に使ってみて使いやすさを検証!
こちらは、パッケージの裏にある「使用方法」の説明です。巻き爪の場合の使用方法も書いてありますね。猫は高齢期になって巻き爪になると、爪が肉に食い込んでしまったりします。このピコックタイプだと丸まった爪を引っ掛けて持ち上げて切ることができます。
さっそく我が家の「トラちゃん」の爪を切ってみました。体重4kgで身体も大きく爪も太くなってきたので、これまでの小さなハサミタイプでは切るのが大変でした。切るたびにバキバキと爪が割れることも。
このように孔雀のクチバシに猫の爪を通します。横からスッと入れるだけなので視認性もよく簡単です。
血管を切らないように気をつけながらハンドルを握ります。孔雀のクチバシがパクっと猫の爪をくわえます。切る位置が間違いないことを目で確認して最後にちょっと力を入れるとパチンと切れました。
実際、思っていたほどサクッと音もなく切れるという訳ではありませんでした。パチンと音も出ますし、猫への衝撃もまったく無いわけではありません。でもハサミタイプのように切る瞬間結構な力を入れることはないので「猫を驚かせないかな」と心配しながら切ることはありませんし、切ったとき爪がつぶれて割れることもありませんでした。
うちの猫はそうでもないですが、ネコちゃんによっては爪切りを怖がる子も多いと思いますので、猫を不安にさせる要素はなるべく無い方がいいですよね。使っている人間にとっても無駄な力が要らず安心して使える商品だと感じました。
爪を切り終わった我が家の「トラちゃん」。新しい爪切り「ピコック君」を気に入ってくれたみたいです。これからはもっとこまめに爪切りしてあげようと思います。
クチバシをパクパクする孔雀の顔がなんともトボけていてアイテムとしても可愛いですし、とても使い易いので、廣田工具製作所の『ペット用爪切り【斬】ピコックタイプ』、爪切りが苦手という方はいちど購入してみてはいかがでしょうか?